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トヨタのエサペッカ・ラッピ、WRCフィンランドでポディウムを目指す

©TOYOTA

来週開催されるWRC第8戦ラリーフィンランド(グラベル)に、2019年以来初めてワークスカーで母国ラリーに参戦するトヨタのエサペッカ・ラッピは、ここでポディウムフィニッシュを目指す。

ラッピは、トヨタから参戦した2017年のラリーフィランドで鮮烈な走りを披露し、自身これまでで唯一のWRC勝利を挙げており、シトロエンから参戦した2年後には2位でフィニッシュしている。昨年は、ほぼ1年ぶりにステアリングを握るというWRカーでプライベーター参戦を果たし4位に食い込むなど、母国ラリーとの相性はいい。

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「母国で参戦し、熟知した道で戦えるのはいいものだ」と語るラッピは今季、現WRCチャンピオンのセバスチャン・オジエとトヨタGRヤリス・ラリー1をシェアしてのスポット参戦のプログラムを組んでいるが、第7戦エストニアに続いての参戦となる。

「フィンランドの道はエストニアとかなり似ている。エストニアで走行距離を稼ぎ、この新しいマシンでハイスピードコースを走った経験は役に立つ」とラッピ。

直近でWRCフィンランドを制したフィンランド人として、ラッピは来週末のイベントに向けてプレッシャーも感じていることを認めている。しかし、同時に、現在絶好調で同郷の若きチームメイト、カッレ・ロバンペラのことも意識している。ロバンペラは今シーズンすでに5勝をマークしており、ドライバーズ選手権では83ポイントと大差をつけての首位に立っている。しかし、WRCフィンランドでの優勝はまだなく、昨年はクラッシュでリタイアを喫している。

「カッレは速いだろう」とラッピは認める。
「もしかしたら現時点では無敵かもしれないが、自分も前戦のエストニアよりも彼に迫れると思うし、自分としてはフィンランドでは少なくともポディウムに上がることがターゲットだ」

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