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ERC最終戦、WRC第12戦スペインとの併催が決定

©Hyundai Motorsport GmbH

ERCは開催地未定としていた2022年の最終戦として、WRC第12戦ラリーカタルーニャ‐コスタドラダ(スペイン、ターマック)と併催することを発表した。WRCスペインの会期は10月20〜23日だが、ERCは20〜22日の2日間となる(FIAワールドモータースポーツカウンシルでの承認待ち)。

バルセロナ近郊のコスタドラダの丘陵地を抜ける高速でスムーズな道は、サーキットのような性格として知られるWRCの名イベントのひとつ。このステージにERCのクルーたちも挑むことになった。ERC勢は20日木曜日に予選ステージを行った後、金曜日と土曜日の2日間で競技ステージに臨む。2日間に設定されるステージは、14SS・240.60km。ERCとしてはシーズン最長距離のイベントとなる。ERCのパワーステージは、土曜日のEl Montmell(24.40km)が指定される。

WRCスペイン戦と同じ会期での開催となるが、ERCは規定を分けて行われる。両選手権の商業権を所有するWRCプロモーターは、テレビやSNSのコンテンツを独自の構成で提供する予定としている。

ERCのシリーズマネージャー、イアン・キャンベルは、ラリーカタルーニャ‐コスタドラダがERCの第8戦として開催が決定したことに喜びを見せる。
「このイベントを今季の最終戦として発表できることに、心から沸き立っている」とキャンベル。
「ERCは、若い才能の育成と知名度向上に力を注いでいる。シリーズに参戦するドライバーの多くはWRCを目指しており、最終戦のスペインは彼らの実力を発揮する絶好の機会となる。イベント主催者のRACCは、このレベルのラリーを成功させるために何が必要かをよく理解しており、我々が参入するプランに飛びついてくれた」

RACCの総裁、ジョセフ・マテウも「このラリーは、これまで以上に強いインパクトを与えることになるだろう」と語る。
「ラリーの2大選手権を同じイベントで見ることができるのは、ファンにとって最高の楽しみとなるはずだ。10月にERCをサロウに迎え、伝説的なイベントにできることをうれしく思う」

ERCは5月に第3戦ラリーイズラス・カナリアスをスペイン領カナリア諸島で開催しており、今季2度目のスペイン開催となる。

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