WRC第8戦ラリーフィンランド(グラベル)、全車がフォード・フィエスタ・ラリー3のエントリーとなったWRC3は地元フィンランドの若手、ラウリ・ヨーナが今季2勝目をマークした。
現在25歳で今季はジュニアWRCも戦うヨーナは、母国のステージの知識もフォード・フィエスタ・ラリー3を存分に活用する経験も豊富。マシンにマイナートラブルを抱えながらも土曜日を終えるまでに16本のステージウインを並べ、最終日を迎えるまでに2番手につけるヤン・チェルニーに3分半以上の大差をつけた。
「小さなテクニカルトラブルはあったが、うまく対応できた」とヨーナ。
「大きなトラブルではなかったが、ステアリングが少し左に傾いてしまっているとストレートではかなり気が散ってしまう。自分のタイムをWRC2勢と比較していたが、大成功のイベントだったと思う。でも、もう少し速さは出せるかもしれない」
2位にはチェルニー、3位にはヘンリ・ティモネンが入った。フィンランドのティーンエイジャー、トニ・ヘラネンは2番手で土曜日を迎えていたが、この日2本目のステージで石にヒット。衝撃によって左リヤのブレーキキャリパーにダメージを負い、15分以上をロス。4位でのフィニッシュとなった。
WRCフィンランド WRC3部門最終結果
1 L.ヨーナ(フォード・フィエスタ・ラリー3) 2:42:52.5
2 J.チェルニー(フォード・フィエスタ・ラリー3) +4:23.8
3 H.ティモネン(フォード・フィエスタ・ラリー3) +18:21.2
4 T. ヘラネン(フォード・フィエスタ・ラリー3) +19:05.5