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WRCアクロポリス:WRC2リーダーのアンドレアス・ミケルセンがクラッシュ、競技続行は不透明

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

WRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)は、9月8日、首都アテネのオリンピックスタジアムに特設された2台並走のスーパーSSで開幕したが、このSS1でWRC2選手権リーダーのアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が、スタートしてわずか500mでコンクリートバリアにヒットしてマシンにダメージを負う波乱が起きた。

ミケルセンは、その直前に設定されていた橋でスピードを上げすぎたためにファビア・ラリー2 Evoが宙に浮き、その後に待っていたタイトな右コーナーで速度を押さえる余裕がなくなり、左フロントを強打してしまった。

その後、しばらくは左フロントタイヤが横を向いた状態で走行を続けていたミケルセンだったが、フィニッシュを待たずにステージを離脱。アイテナリーではこの後、金曜日の終わりまでサービスが設定されていないため、ミケルセンが競技を続行できるかは不透明だ。

今季のWRC2のポイントシステムでは、参戦7戦中、ベスト6戦のポイントがカウントされる。ミケルセンがWRC2タイトル防衛を狙って参戦するのは、このアクロポリスが7戦目。選手権争いでは暫定首位に立っているが、2番手で続くヨアン・ロッセルとの差は20ポイントで、そのロッセルはこのアクロポリスを含めて参戦2戦を残している。このため、ミケルセンがタイトルを連覇するためには、このアクロポリスでは「優勝必須」と宣言していた。



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