WRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ、9月8日に開幕ステージとして行われた首都アテネのオリンピック・スタジアムに特設されたスーパーSSには、6万4500人の熱狂的な観客が集まった。
昨年、WRCカレンダーに復帰を果たしたアクロポリスだが、オリンピック・スタジアムでスーパーSSが行われたのは2006年以来。今年は、イベントのハイライトとして開幕前から注目を集めており、スタートセレモニーでは、この日自らもこのコースを試走したギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相もスタートフラッグを振った。
このスーパーSSでトップタイムをマークし、最終的にラリーでの優勝も飾ったヒョンデのティエリー・ヌービルは「こうあるべきという姿。自分たちや、今日集まってくれたすべてのスペクテイターのために、このような舞台を設定してくれた主催者は本当にお見事だった。WRCのイベントにこれだけの大観衆が集まるのだということを示してくれたし、ほかのイベントでもこのような光景がもっと見られるべきだ」と絶賛した。