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WRCアクロポリス:WRC3はパラグアイの若手ディエゴ・ドミンゲスが優勝

©Acropolis Rally

WRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)、フォード・フィエスタ・ラリー3同士での争いとなっているWRC3は、最終日を自信に満ちたパフォーマンスで走り切ったディエゴ・ドミンゲスが優勝を引き寄せた。

パラグアイの若手ドミンゲスは、サルディニア、ケニアでもWRC3をリードしていたが、いずれもテクニカルトラブルでリタイアを余儀なくされていた。

しかしこのアクロポリスではドミンゲスに流れが向き、序盤首位に立っていたウィリアム・クレイトンが土曜日のSS10で3分以上をロス。ここで首位に浮上したドミンゲスは、今回はこのまま順位を譲らずにフィニッシュを迎えた。

「このままずっと優勝できないのではという気分だった」」とドミンゲスは待望の優勝を喜んだ。
「WRCのイベントで優勝することが夢だった。それが、このギリシャのようなイベントで実現できたのは、アメージングだよ」

クレイトンは、タイムロスから必死の追い上げを見せ、ドミンゲスまで1分4秒8差まで詰めて最終ステージを迎えた。ここでもベストタイムをマークしたが、この日の3本を落ち着いた走りでまとめたクレイトンに49.6秒届かなかった。3位には、フィエスタ・ラリー3での初参戦に挑んだ地元ギリシャのエパミノダス・カラニコラスが入った。

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同じくギリシャのパノス・イスマイロスは波乱の週末を過ごし、金曜日の午後には消火器が作動してしまうというアクシデントにも見舞われ大きくタイムロスを喫したが、ラリーを走り切りリザルトに名前を残した。

WRCアクロポリス WRC3部門最終結果
1 D.ドミンゲス(フォード・フィエスタ・ラリー3) 4:02:20.1
2 W.クレイトン(フォード・フィエスタ・ラリー3) +49.6
3 E.カラニコラス(フォード・フィエスタ・ラリー3) +1:34.0
4 P.イスマイロス(フォード・フィエスタ・ラリー3) +23:26.6



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