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ラリー1マシンを気に入ったセバスチャン・ローブ、2023年もスポット参戦の可能性はあり

©M-SPORT

セバスチャン・ローブは、2023年のWRCにフル参戦することは否定したものの、Mスポーツのフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1をドライビングした経験は、来年もMスポーツからスポット参戦することへのモチベーションを高めたと語っている。

ローブは、前戦のアクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)で今季4度目のWRC参戦を果たし、序盤は19秒の差をつけてラリーをリードしたほか、ステージウインも4本奪取。残念ながら、土曜日の午前にオルタネーターのトラブルでラリーリタイアを余儀なくされた。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

WRC9連覇王者のローブは、今季のWRCにMスポーツ・フォードから電撃参戦。開幕戦モンテカルロではラリー1マシン時代最初のラリーを制したほか、参戦した4戦すべてでラリー首位に立っている。

今季は世界ラリーレイド選手権にフル参戦していることから、この後のWRCで唯一、参戦が可能なのは11月10〜13日に開催される最終戦ラリージャパンだが、ローブは自分の焦点は現状、来シーズンにあるとアクロポリスで語っていた。

「何戦かに戻ってくるかもしれないが、明確なプランはない」と語るローブは現在48歳。
「もちろん、自分はWRCを楽しんでいるので参戦しない理由はないが、フル参戦のプランはない。ラリー1マシンは、最初にテストした時から気に入っているし、すごくフィーリングがいい。だから、もっとラリーに出たいというモチベーションにつながっている」

アクロポリスでのリタイアに関してローブは「オルタネーターのベアリングが壊れたのだと思う。いいリズムで走っていたので、悔しいね。でも、2年ぶりにWRCに戻ってきたのに、参戦したラリーの全部で首位に立てているのは、悪くないと思うよ」と語っている。
(Graham Lister)



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