WRC次戦ラリーニュージーランド(9月29日〜10月2日、グラベル)にエントリーしているセバスチャン・オジエだが、今季のWRC参戦はそれでは終わらないようだ。タイトルを8回獲得しているオジエは、第12戦ラリースペイン(ターマック)に参戦する計画をしている模様だ。
オジエは2022年にWRCのフル参戦キャリアを終えた後、今季はトヨタからトヨタGRヤリス・ラリー1のサードカーをエサペッカ・ラッピとシェアしてスポット参戦のプログラムを組んでいる。現状では、WRCニュージーランドで今季4度目の参戦に臨む予定となっている。
オジエのWRCスペインの参戦はまだ発表されていないが、情報筋によれば契約はすでに結ばれたという。
「合意に達したという以上のことは話せないが、オジエはスペインに参戦する。ラッピではなく、オジエだ」と情報筋は語る。
「オジエは、ニュージーランドの後にもう一戦参戦を希望していたと聞いている。世界耐久選手権(バーレーン)と重なるためラリージャパンは不可能なので、スペインに参戦する。セバスチャン・ローブがWRCスペインに出られない(世界ラリーレイド選手権アンダルシアと重なるため)ことだけが残念だ」
今季はコ・ドライバーにバンジャマン・ベイヤを迎えているオジエは、WRCスペインではこれまでに3回優勝をマークしている。
(Graham Lister)