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JN-1王者のヘイキ・コバライネン「ずっと支えてくれたチームのみんなに感謝」

©Naoki Kobayashi

2022年シーズンの全日本ラリー選手権、JN-1クラスでチャンピオンを決めたヘイキ・コバライネン/北川紗衣。全日本ラリー選手権においては、初の外国人ドライバーによるチャンピオンの誕生となる。

コバライネンはラリー北海道のステージに苦戦し、初日にリヤをヒットして遅れたほか、2日目もペースを上げられずにJN-1クラスの9位でフィニッシュ。レグ別得点も獲得できず、0ポイントに終わっている。だが、実質的にコバライネンのチャンピオンが確定したのは9月3日のこと。ラリー北海道開催前に最終戦ハイランドマスターズの特別規則書が発表され、ポイント係数が1.0となるためシリーズ2番手の勝田が最終戦でシリーズポイントを逆転することが不可能となり、ラリー北海道の開催前にコバライネンのシリーズチャンピオンが確定した格好だ。

Jun Uruno


コバライネンは今シーズン開幕戦から圧倒的とも言えるスピードを発揮し、第6戦ラリーカムイの終了時点で5勝を挙げて130点を獲得しランキングトップを快走。しかし今回はリズムをつかむことができずにラリーを終えている。
「今回のラリーはもっといいパフォーマンスで走りたかったね。マシンはまったく問題ない。僕の問題だ。このコンディションやステージでは自信を持ってドライブできなかったし、この結果にはガッカリしている。でも、とても良い経験になった。最終戦のハイランドマスターズはラリージャパンに向けて良いリズムを見つけるためにも、ハードにプッシュするよ」と、ラリー北海道を振り返った。

チャンピオン獲得については、「正直なところ、自分でも少し驚いている。JN-1クラスへの参戦初年度だけど、いいチームとクルマに恵まれて、勝つことができた。JN-1クラスの上位選手たちはみんな経験が豊富で、手強い存在だから気は抜けない。クラッシュしたり、大変なこともあったけれど、ずっと支えてくれたチームのみんなに感謝すると同時に、F1で勝って、SUPER GTでチャンピオンを獲り、そして全日本ラリー選手権でもチャンピオンを獲れたことを誇りに思っているよ!」とチームへの感謝を口にした。

次戦は全日本ラリー選手権最終戦のラリーハイランドマスターズ(10月14日〜16日)、そしてWRCラリージャパン(11月10日〜13日)に出場予定だ。



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