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マックス・マクレーが2023年にジュニアWRC参戦へ、父アリスターが資金集めに奔走中

©Max McRae Motorsport

WRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャを訪問していたマックス・マクレーが、現地で取材に対応。2023年のジュニアWRC参戦に向けて「契約までもう少し」と語り、父であるアリスター・マクレーが、18歳の息子のためにプログラム確保に向けて奔走していることを語った。

ジミー・マクレーを祖父に、故コリン・マクレーを叔父に持つマックスは、Mスポーツ・ポーランドが走らせるフォード・フィエスタ・ラリー3をギリシャでテスト。このテストの機会を活用して、ジミーとともにWRCアクロポリスを訪れていた。

現在、西オーストラリアのパース在住のマックスは、ジュニアWRC参戦の可能性について「ジュニアWRCに参戦できることを期待しているし、ギリシャもカレンダーに入ってくれるとうれしい。WRCに来たのは初めてだが、長い歴史がある本当にクールなイベント」と語っている。

「ジュニアWRCは、どこよりもステップアップのための絶好の舞台。いまの(オーストラリアでの)活動は、遅いマシンでの戦いなので、ラリー2のような本当に速いマシンにステップアップすることがあまりできない。R2とラリー4は経験したから、ここから前に進んでいかなくてはいけないと思う」

「ジュニアWRCは、イベントの構成も、そこで積める走行距離的にも、多彩なステージがあってとてもいい経験になる。アイス、スノー、ターマック、グラベルも走れるのだから、最高だよ。必要となる経験のすべてが詰まっている」

「絶対に参戦したいと思っているし、チームも期待してくれているので、あとは予算だけ。この問題はいつものこと。契約を結べるよう、必死に頑張っている。父はいま、オーストラリアで電話をかけまくって、契約を集めるために奔走してくれている。この先も努力を続けて、来年の開幕戦でスタートラインに立てるようにしたいね」

ジュニアWRCは、2023年も全5戦で構成する見込み。FIAとの3年契約で、フィエスタ・ラリー3のワンメイクシリーズとしての2シーズン目となる。世界タイトルの冠がついているが、ヨーロッパ外のイベントが入る予定はないと見られている。
(Graham Lister)



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