W2RCモロッコ、プロドライブ・ハンターのゲラン・シシェリが優勝、ナッサー・アル‐アティヤが選手権首位に浮上 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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W2RCモロッコ、プロドライブ・ハンターのゲラン・シシェリが優勝、ナッサー・アル‐アティヤが選手権首位に浮上

©BRX / Frederic Le Floc'h / DPPI

世界ラリーレイド選手権(W2RC)は第3戦ラリーデュモロッコが10月1〜6日、モロッコで開催され、プロドライブ・ハンターで参戦したGCKモータースポーツのゲラン・シシェリが優勝を飾った。

様々な要因が重なりイベント開催のキャンセルや延期が続いたことにより、前戦アブダビ・デザートチャレンジから実に9カ月ぶりとなったW2RC。6日間1575kmにわたる競技を経て、優勝したシシェリに続いてバーレーン・レイド・エクストリーム(BRX)のオーランド・テラノバも2位に入り、プロドライブ・ハンター勢が1‐2フィニッシュを飾った。

ラリーレイドキャリアの中でも最上のリザルトを収めたシシェリは「最高の気分。すべてがとにかくパーフェクトだった。素晴らしいリザルトだよ!」とコメント。
「ラリー前にこのマシンで走ったのは2日だけだったが、十分自信を得られたし自分のドライビングスタイルにもピッタリ合っていたので、いい走りができると確信できた。今回、このモロッコで勝てたことで、このマシンで戦えると分かった。白紙の状態からこのマシンを製作して、わずか2年間でこのレベルにまで達したプロドライブが、信じられない」

A.S.O._G.Hazard_DPPI

TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル‐アティヤは3位でフィニッシュし、これで選手権首位に浮上。ローブとのポイント差を22としている。

A.S.O._J.Delfosse_DPPI

アル‐アティヤに1ポイント差の選手権リーダーとして今大会を迎えたBRXのセバスチャン・ローブ(プロドライブ・ハンター)は、SS3でトップタイムをマークしたものの、SS4でパワーステアリングトラブルが発生。ステージ上で修復することができず、リタイアを余儀なくされた。最終SS5では競技に戻り、この日は大会2度目のトップタイムをマークで一矢を報いた。

BRX / Germain Hazard / DPPI

「最終日にまたステージ優勝をマークしてポイントを獲れたことは良かった。でも、それが精いっぱいだった」とローブ。
「次のアンダルシアラリーも開幕が近いので、ハードにプッシュすることを楽しみにしている。もちろん、SS4でポイントを逃すことになり思っていたようなラリーにはならなかったが、これもモータースポーツ。常に開発と前進を続けている中で、ダカールに向けてさらに改善できる場所も見つかった」

BRX / Julien Delfosse / DPPI

今季創設されたW2RCは、次戦が最終戦。アンダルシアラリーは、10月18〜23日にスペインで開催される。

W2RCモロッコ 最終結果
1 G.シシェリ(プロドライブ・ハンター、GCKモータースポーツ) 14:47:29
2 O.テラノバ(プロドライブ・ハンター、BRX) +10:55
3 N.アル‐アティヤ(トヨタGR DKRハイラックス、トヨタ・ガズーレーシング) +29:24
4 Y.アル‐ラジ(トヨタ・ハイラックス・オーバードライブ、オーバードライブレーシング) +41:31
5 M.プロコップ(フォード・ラプターRSクロスカントリー、ベンジーナ・オーレンチーム) +1:00:37
6 J.ライゴンスキー(X-RAID MINI JCWバギー、X-RAID MINI JCWチーム) +1:04:04 00:12:00
7 I.エステープ・プヨル(トヨタ・ハイラックス、レプソル・ラリーチーム) +1:52:03
8 S.カンテロ(GRALLYTEAM OT3、RED BULLオフロードジュニアチーム) + 1:57:09



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