今季のWRCにトヨタからスポット参戦している2021年王者のセバスチャン・オジエ。現状は、エサペッカ・ラッピとトヨタGRヤリス・ラリー1をシェアする今季と同様のプログラムを2023年も継続するものと見られている。しかし、オジエは来年、参戦数を増やすことも視野に入れており、シリーズにフル参戦することも完全には否定していないようだ。
今季の残り2戦はオジエが参戦し、来季の開幕戦ラリーモンテカルロはオジエが常に参戦を望んでいるイベントであることから、ラッピの次の参戦は早くても2月のラリースウェーデンとなる。
「モンテの参戦はすぐに決められた」とオジエ。
「でも、残りのイベントやプログラムに関しては、決断が必要だ。このようなスポット参戦のチャンスをトヨタが引き続きオファーしてくれて、とてもうれしい。両方の面でうまくいく方法だと思うからね」
フル参戦への復帰に関してオジエは「フル参戦には100%絶対に戻らないとは言わないが、これまで自分がずっと同じことを言ってきているのもご存じだろう。自分は家族や息子を愛しているし、家族と過ごす時間がほしい」
オジエは、来季の活動について、レースよりもラリーを優先することを認めた。
「レース活動は、フル参戦するかまったく活動しないか、のどちらにするべきだと思う。ル・マンにはまた参戦したいが、スポット参戦での活動は難しい。今後、状況がどうなるか次第だが、今は自分的には何も変わらないし、ラリーを愛している。自分が楽しめるラリーにまた参戦することを楽しみにしているよ」