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【速報】全日本ラリー高山:舗装路で圧倒的な強さを見せたヘイキ・コバライネンがシーズン6勝目

©Naoki Kobayashi

2022年シーズン全日本ラリー選手権第8戦「第49回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2022」は、10月16日(日)に最終日の6SSを走行。ヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)に16.7秒差をつけてシーズン6勝目を飾った。22.6秒差の3位には勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)が入っている。

ラリー初日、2番手以下に17.3秒のアドバンテージを獲得したコバライネンは、この日も順調なペースで走行を続け、5つのSSでベストタイムをマーク。危なげなくシーズン6勝目を手にした。この後、コバライネンは、11月10日にスタートする世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリージャパンに、全日本と同じ体制で参戦が決まっている。

「6勝できたことが、本当にうれしいよ。アイセロ・チームのみんなには本当に感謝している。JN-1クラスに参戦した最初のシーズン、自分自身でもこれだけ勝てたことに驚いているんだ。マシンのセットアップに関して、チームは本当にハードワークを続けてくれた。次はラリージャパンだ。僕にとっても、チームにとっても、ビッグチャレンジになる。すごく楽しみだよ」と、コバライネンは、フィニッシュ後に笑顔を見せた。

3.0秒差で最終日を迎えた奴田原と勝田の2番手争いは、SS8で奴田原が今回初ベストタイムを奪取。それ以外のステージでも3本のセカンドベストを並べ、勝田との差を13.3秒差に広げて、第2戦唐津以来となる2位表彰台を手にした。

「今回はミスもなく、うまく走ることができましたね。最終日は何度か危ない局面もありましたが、ペースを落とさずに走り抜くことができて良かったです。今シーズン、クルマを速くしようと続けて来た努力が、最後に結果へと繋がりましたね」と、奴田原は喜びを語っている。

同じGRヤリスを駆る奴田原の前に敗れた勝田は「最初のループで行きすぎてしまった箇所があったので、2ループ目は修正したんですが、ダメでしたね。それでもシリーズ2位で終えられたのは良かったです。チームのメカニックやエンジニアが頑張ってくれて、シーズン集大成のラリーとして挑めました」と、チームへの感謝を語った。

勝田のチームメイト、眞貝知志/安藤裕一(トヨタGRヤリス)が4位でフィニッシュ。ジャンプスタートでペナルティを受けた新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)をかわした鎌田卓麻/松本優一(スバルWRX STI)が5位を得ている。

また、唯一タイトルが決定していなかったJN-3クラスは、このラリーを制し、シーズン4勝目を獲得した竹内源樹/木村悟士(スバルBRZ)がチャンピオンを獲得した。



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