今季最後のヨーロッパラウンドに臨む勝田貴元。現地水曜日のメディアアワーにて、レッキを終えた勝田に今大会への展望を聞いた。
──今回のレッキはどうでしたか?
「毎年同じようなステージもありますが、今年は金曜日がガラッと新しくなるようなステージが多くて、そこがかなり難しいというか、インカットが多いので、リスクがありそうな感じがしています」
──パンクのリスクという感じですか?
「パンクのリスクもそうですし、あとはどれくらいリスクを負って走るのかという部分もあって、それがかなりタイムに影響してくると思います。あとは天気ですね。金曜日にもしかしたら雨が降るかもしれないという予報があります。できればドライで走りたいですが、今年ほぼずっと雨なので、降るだろうなって感じで予想しています(笑)」
──今回のラリーでの抱負を聞かせてください。
「新しいステージで、どれくらい自分のペースを上げていけるかと、ラリージャパンに向けてターマックのドライビングの自信を上げていきたいので、そういった意味でもしっかりと良いペースで最後まで走り切れるように、プッシュできるところはプッシュしていきたいと思っています」
──ラリージャパンについて精神的なプレッシャーなどは感じていますか?
「もちろんプレッシャーは感じますが、プレッシャーを負ったところでなんにもなりません。もちろんモチベーションに繋がるプレッシャーはいいですし、そういう部分では自分でも感じていますが、ナーバスになってしまうプレッシャーはあっても意味がないと思います。ネガティブな感覚はないですし、自分の仕事、自分の実力を出すだけだと思います。それが良い方向に行っても、悪い方向に行っても、ペースが良くても悪くても、それが今の自分の実力だと思うので、とにかく出し切って終われるように臨みたいと思っています」
(Keiko Ito)