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WRCスペイン:競技2日目を終え、オジエが2番手以下を引き離し首位をキープ。勝田は8番手に

©TOYOTA

2022年シーズンWRC第12戦ラリーカタルーニャは、競技2日目のSS15までを終えて、トヨタのセバスチャン・オジエが首位。20.7秒差の2番手にヒョンデのティエリー・ヌービル、22.1秒差の3番手にカッレ・ロバンペラ、36.6秒差の4番手にヒョンデのオィット・タナックが続いている。勝田貴元は、首位から1分58秒6差の8番手につけている。

競技2日目はSS9〜SS15の7SS、SS走行距離は118.75km。10月22日土曜日はサロウ北東に設定された3SSを、ポートアベンチュラのサービスを挟んで午前と午後でループ、最後にサロウの市街地SSで締めくくる。路面には、前日までのウエットが残ったものの基本的にドライ。グリップも良く、走りやすいコンディションとなった。

HYUNDAI


この日のオープニングとなったSS9は、初日3番手につけたティエリー・ヌービル。「バトルはまだ終わったわけじゃない。ただ、グリップを感じるのが難しく、アンダーステアがキツかった」と語りながら、セバスチャン・オジエを0.9秒、カッレ・ロバンペラを1.5秒上まわってみせる。続くSS10はオジエがヌービルに2.6秒差、ロバンペラに4.3秒差の一番時計。これで首位のオジエは2番手ロバンペラとの差を9.7秒に広げてみせた。

このセクションを締めくくるSS11。3番目にスタートした10番手のガス・グリーンスミス(Mスポーツ・フォード)がクラッシュ。ステージを塞ぐ形でマシンが大破し、SS11はその時点でキャンセルが決まった。グリーンスミス以降のクルーには、12分16秒6のノーショナルタイムが与えられている。

サービスを挟んだ午後のセクション、オジエはSS12とSS13で連続ベストをたたき出した。どちらのステージもタナックに続く3番手タイムで走行したロバンペラとの差は15.9秒に拡大。「最高に楽しいね。トラブルさえなければ大丈夫だ。ラリーは何が起こるか分からないし、このままのペースでいくよ」と、トップを快走するオジエは上機嫌に語る。

SS14は地元のダニ・ソルド(ヒョンデ)が、セカンドベストのヌービルを5秒以上引き離す、今回初のベストタイム。このステージで、ロバンペラはハイブリッドシステムの問題により思うようにアタックできず、3番手のヌービルに0.4秒差にまで迫られてしまう。サロウの海岸沿いを走行するSS15はタナックとヌービルのヒョンデ勢ふたりが同タイムベスト。ヌービルはロバンペラをかわし、2番手にポジションを上げた。

M-SPORT


首位のオジエは0.8秒差の3番手タイムでまとめ、2番手のヌービルに20.7秒の大差をつけて、今季初優勝をかけて最終日に挑む。以下、3番手にロバンペラ、4番手にタナック、5番手にソルド、6番手にエルフィン・エバンス(トヨタ)、7番手にクレイグ・ブリーン(Mスポーツ・フォード)、8番手に勝田のオーダーで続いている。

TOYOTA

WRCカタルーニャ SS15後暫定結果
1. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2:10:18.5
2. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) +20.7
3. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +22.1
4. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) +36.6
5. D.ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1) +1:13.2
6. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1:27.6
7. C.ブリーン(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1:39.7
8. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1:58.6
9. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2:13.7
10. P-L.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2:59.2



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