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フィル・ミルズがペター・ソルベルグとのコンビを解消、引退へ

 

 ペター・ソルベルグ・ワールドラリーチームは、コ・ドライバーのフィル・ミルズがチームから離れることを発表した。ミルズは他のシートに移るわけではなく、実質的に「引退」ということになる。
 ふたりは11年間、合計152戦をともに戦ったパートナー。

フィル・ミルズ
「今までで一番難しい決断だったよ。でも今が引退の時、僕の人生他にも楽しむべきことがあると思ったんだ。
 僕とペターは11年もの間、WRCで152戦で共に戦ってきた。いい時も悪い時もペターとはうまくやってきたし、状況がちゃんと整えば、ペターはこれからも勝ち続けることができるドライバーだと思う。今までのレースシーンを振り返ると本当に名残惜しく感じる。でも僕にはこの仕事よりも他にやるべきことがあるんだ。
 ペターやチームが将来的にもっと活躍してくれることを祈っているよ」

ペター・ソルベルグ
「フィルがチームを離れるなんて本当に寂しいことだと思っている。
 彼ほどのスキルを持つ新しいコ・ドライバーを探すなんて本当に難しいこと。これまで何年にも渡って彼とともに走ってきた。事実僕のキャリアの大部分を彼に支えてもらっていたんだ。それだけに、彼と別れるのは辛いよ。
 僕は今シーズン初となる勝利は目前だし、その時にはフィルに隣に座っていてほしいと思っていた。僕らが今まで成し遂げてきたことを考えると、この1勝を挙げられなかったことが本当に悔やまれる。繰り返しになるけれど、僕のキャリアをとおして、一番長く一緒にいたのは彼なんだ。これまで数多くのドライバーとコ・ドライバーがいたわけだけれど、僕とフィルほどの強力なコンビはいなかったと思っているよ!」

●ペターとフィルの成績
152戦/13勝

1999 6イベント(フォード)
2000 10イベント(フォード/スバル・ワールドラリーチーム)
2001 第2戦アクロポリスで初表彰台(SWRT)
2002 第2戦ウェールズで初優勝(SWRT)
2003 ワールドチャンピオン(SWRT)
2004 選手権ランキング2位(SWRT)
2005 選手権ランキング2位(SWRT)
2006 選手権ランキング6位(SWRT)
2007 選手権ランキング5位(SWRT)
2008 選手権ランキング6位(SWRT)
2009 選手権ランキング5位(SWRT)
2010 6戦終了時点で5位(PSWRT)

また、3月に行なったWebアンケートでは堂々の第一位を獲得するなど、ファンの人気も高かった。

 チームは次のコ・ドライバーについては未定だとしている。



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