世界RXバルセロナ・2:ヨハン・クリストファーソンがフル電動時代初の王者に – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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世界RXバルセロナ・2:ヨハン・クリストファーソンがフル電動時代初の王者に

©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

世界ラリークロス選手権は10月30日、スペインのサーキット・デ・バルセロナ‐カタルーニャでのダブルヘッダー大会2戦目となる第9戦のファイナルが行われ、ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e)が優勝。2戦を残した時点で、フル電動化時代の世界RX初の王者の座を手にした。

前日はファイナル5位に沈んだクリストファーソンだったが、すぐに立て直してこの日はスーパーポールセッションから1秒近くの差をつけてのトップタイムをマーク。すると、その後のレースも圧巻の強さを見せ続けた。

プログレッションレース、セミファイナルをトップタイムでそろえ、ファイナルでのポールポジションを獲得したクリストファーソン。このファイナルでも、教科書どおりの手堅いスタートを決めると、前日のファイナルを制したティミー・ハンセン(プジョー208)をはじめライバルを置き去りにし、5秒以上の大差をつけてチェッカーを受けた。自身34度目の世界RX勝利により、クリストファーソンは直近6年で5度目となる世界RXタイトルを獲得した。

「本当に誇らしいよ」とクリストファーソンは感慨深く振り返った。
「このマシンはゼロから作り上げた。自分たちにとって赤ちゃんのようなもの。本当にたくさんの人々が、このプロジェクトに人生を捧げた。まさにチームワークの勝利。この冒険の一躍を担うことができたのは、心からの喜びだった」

@World / Red Bull Content Pool

「今日、このマシンは飛び抜けた速さを見せてくれたし、ファイナルでそのペースとポテンシャルを見せることをエンジョイできた。本当に楽しかったし、5ラップすべてを全開でプッシュした。どんなドライバーも、このようなマシンを持つことが夢だと思うよ。
5度目の世界タイトルを獲得できたのは、とにかく信じられない。しばらくは実感できそうにないよ。今回は自分のパートナーと息子が初めて、自分がタイトルを決める姿を見にきてくれている。この特別な瞬間を一緒に共有できて、本当にうれしい」

前日の勝利で選手権争いでは首位に浮上していたティミーはこのファイナル2位と健闘したが、今日のクリストファーソンを「手が付けられない強さ」と評価。それでも、バルセロナ2連戦を通しては、最高ポイントをマークした。

クリストファーソンのチームメイトで、今季初めて世界RXフル参戦に挑んでいるオーレ・クリスチャン・ベイビーが3位でフィニッシュしたことで、クリストファーソン・モータースポーツもチームズタイトルを確定させた。

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ベイビーの僅差で続いたのは、モンタレグレでポディウムに上がって以来となるファイナル進出を決めたクララ・アンダーソン(PWR RX1e)。今回も持ち前の強さを発揮し、経験豊富なライバルを相手に奮闘を見せた。

アンダーソンのCEディーラーチームのチームメイト、ニクラス・グロンホルムは、セミファイナル、ファイナルでパワーステアリングのトラブルに見舞われ、5位に終わっている。

Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

世界RXバルセロナ・2 ファイナル結果
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e) 3:55.209
2 T.ハンセン(プジョー208 RX1e) +5.112
3 O.C.ベイビー(フォルクスワーゲンRX1e) +6.325
4 K.アンダーソン(PWR RX1e) +7.562
5 N.グロンホルム(PWR RX1e) + 2laps

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