今週開催されるWRC最終戦ラリージャパン(ターマック)に、Mスポーツ・フォードのクレイグ・ブリーンは、新しいコ・ドライバー、ジェームス・フルトンとともに臨む。
これまでブリーンと組んできたポール・ネイグルが、前戦ラリースペインでWRCから引退。ジャパンでは、フルトンが初めて、ブリーンの隣でペースノートを読むことになる。フルトンは今季、ジョシュ・マクリーンのコ・ドライバーとしてWRC2に参戦。WRC2ジュニアタイトルを獲得している。
「新しいこと、これまでとは違うことの始まりだ」とブリーン。
「ポールがいなくなったことはまだ実感がわかないが、ジャパンのレッキが始まると気持ちも変わってくるだろうね。ポールも一緒にジャパンに来てくれるが、もちろん、状況はこれまでとは違う。でも、ジェームスに関しては自信しかない。彼はしっかり準備ができている。十分なプリペアをしてきたし、方向性に関してはまったく心配していない」
ジャパンに帯同するネイグルも、自分の後任について自信を見せる。
「彼は大丈夫。ジャパンでは、彼が必要なら自分がアドバイスを少し与えることもあるだろうが、彼はとても対応力がある。自分としては、ペースノートを持っていなかったり常に時計をチェックすることもなしにラリーの現場にいるのは不思議な気分になるだろうね」
ジャパンでは、トヨタのセバスチャン・オジエも新しいコ・ドライバー、バンサン・ランデと組んで今季の最終戦に臨むことになる。