2023年の開幕まで2カ月を切ってもなお、ドライバーズラインナップが確定していないMスポーツ・フォード。チーム代表のリチャード・ミルナーは、チームは今でも、多くのドライバーと交渉を行っていると語っている。
先週はクレイグ・ブリーンがチームを離脱しヒョンデに復帰することが発表されたが、Mスポーツ・フォードの今後に関してミルナーからすぐにニュースが伝えられることはなかった。
「まだ時間はある」とミルナー。
「(開幕戦の)モンテカルロのエントリー締め切りは12月16日なので、この件を落着させるまで1カ月ある。それよりも前にニュースを出せると思うけれどね」
「月並みな表現だが、純粋にみんなと来年のことを話している。たくさんの可能性がある。当然、ガス(グリーンスミス)、ピエール‐ルイ(ルーベ)のふたりとは話し合っている。ふたりとも2022年はチームで頑張ってくれたし、彼らと活動を続けることに興味を持っている」
ミルナーは、オィット・タナックがMスポーツに復帰するのではという憶測については、名前が挙がっていることを認めただけで、それ以上を語ることはなかった。
「言ったように、みんなと話をしている」とミルナー。
「その中にはオィットもセブ(ローブ)も入っている。フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1がコンペティティブなマシンであることに自信を持っているし、来シーズンに向けての課題も分かっている。セブと一緒に仕事ができたことは、2022年のハイライトのひとつ。ご承知のとおり、モンテカルロで勝てたことは、新しいハイブリッド時代の滑り出しとして最高の形になった」
「この先の4週間でどうなるか、だね」