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AXCR:チーム三菱ラリーアートのチャヤポン・ヨーターは総合首位を死守

©MITSUBISHI

三菱自動車が技術支援するチーム三菱ラリーアートがトライトンで参戦しているアジアクロスカントリーラリー(AXCR)は11月23日、カンボジア国境近くのバーンクルアットからスタートするSS3・157.45kmを走行。この日はチャヤポン・ヨーターが7番手タイムとなったが、総合では首位の座を守っている。一方、リファット・サンガーは4番手タイムをマークし、総合5番手に順位を上げている。

(以下、チームリリース)


SS3は時速100km超のストレートが続く
高速フラットダートがメイン

『トライトン』2台は堅調に上位をキープ
チャヤポン・ヨーターは引き続き総合首位

LEG2のSS3はブリラム市街から南下し、カンボジア国境近くのバーンクルアットからスタート。昨日のSS2で区間1位となったチーム三菱ラリーアートの『トライトン』105号車のチャヤポン・ヨーターは1番手、118号車のリファット・サンガーは8番手でのスタートとなった。

SS3のゴールはSS2と同じノンボンで、時速100kmを超える高速域のフラットダートを主体としながら、グラベル、ターマックを交えた総合距離157.45kmのSSとなった。

前日は快調な走りによってSS2区間トップで総合1位となったチャヤポンは、排気量の大きな車両に有利な高速の直線区間でライバル車とのパワー差を感じながらも、持ち前の丁寧なライン取りで終始安定した走りをみせ、SS3の公式タイム1時間49分04秒にて区間7位でゴール。総合順位でも引き続きトップをキープしている。

前日に右リヤタイヤのパンクから大きなダメージを受けた118号車は、メカニックの懸命な作業により修復完了し、ドライバーのリファットはこの先のステージ展開を見据えてダメージを避けるために慎重な走りに集中。チェックポイント通過時には4台を抜き、堅調に駒を進めて公式タイム1時間47分59秒をマークし、区間4位でゴール。区間トップの101号車、いすゞD-MAXとのタイム差は2分41秒となった。総合順位は8位から5位に上がり、さらなる上位浮上も十分に可能だろう。

MITSUBISHI

増岡総監督のコメント
「今日は非常に安定した戦いができたと思います。チャヤポン選手は総合トップをキープできていますし、昨日はパンクトラブルで遅れたリファット選手も順調に総合順位を上げてきているので、チーム三菱ラリーアートは理想の戦いができていると思っています。特にリファット選手はまだ首位を狙えるポジションにいると思いますし、二人とも落ち着いてしっかりパフォーマンスを出してくれているので、今後の展開が本当に楽しみですね。」

チャヤポンの後を追う116号車のトヨタ・フォーチュナーとの総合タイム差は7分46秒とし、ドライバー達は集中力を維持しながら明日のSS4に挑む。


AXCR2022 暫定結果(SS3終了時点)
1 C.ヨーター(三菱トライトン) 4:41:33
2 塙郁夫(トヨタ・フォーチュナー) +7:46
3 J.ジェンカモルクルチャイ(トヨタ・ハイラックスRevo) +9:08
4 青木拓磨(トヨタ・フォーチュナー) +10:35
5 R.サンガー(三菱トライトン) +14:17
6 増川智(トヨタ・ハイラックスRevo) +21:39



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