ダカール2023:ステージ1でカルロス・サインツがトップタイムをマーク – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

ダカール2023:ステージ1でカルロス・サインツがトップタイムをマーク

©A.S.O. / C.Lopez

ダカールラリー2023年大会は2023年1月1日、サウジアラビア、ヤンブのシーキャンプ周辺をループするステージ1・368kmを走行。比較的穏やかに進んだ前日のプロローグランから一転、本格的な最初の競技ステージは、バイク部門で昨年の覇者がクラッシュを喫するなどドラマの連続となった。

この日はアウディRS Q e-tron E2のカルロス・サインツがトップタイムをマーク。過去3回ダカールを制している“エル・マタドール”は最後の200kmで猛プッシュをかけ、42回目のダカールでのステージウインを飾った。

「序盤にパンクが1回あったので、その後は石に注意しながら進んだ。ステージの終盤に向けて、スピードを高めることができた」とサインツ。

2番手タイムで続いたのは、バーレーン・レイド・エクストリーム(BRX)からプロドライブ・ハンターを駆るセバスチャン・ローブだ。
「いいステージになった。速さも出ていてパンクもなく目標通りクリアな走行ができた。コースは石が多いだろうということはわかっていたので、トラブルを避けるために力まずにいこうと決めた。後半はリズムを高めることもできた」とローブ。

Flavien Duhamel / Red Bull Content Pool

この日のトップ10には、MINIジョン・クーパー・ワークス+のクバ・ライゴンスキー、サインツのチームメイトのステファン・ペテランセルも食い込んだ。昨年覇者のナッサー・アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス)は、この日は7番手タイムで総合順位は6番手に留まっている。
「カルロスから7分ほど遅れたが、まだ初日で距離は十分に残っている。明日はスタート順がいいので、できる限り挽回できるようベストを尽くす」とアル-アティヤは落ち着きを見せる。

A.S.O. / J.Delfosse / DPPI

1月2日、ダカールのコンボイはシーキャンプを離れて東部に向かい、アルラを目指す。ステージ2は430kmが設定され、深い渓谷や砂丘が続く。

ダカール2023 暫定結果(ステージ1終了時点)
T1 Car Class
1 C.サインツ(アウディRS Q e-tron E2) 3:28:55

2 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +0:10
3 Y.アル‐ラジ(トヨタ・ハイラックスオーバードライブ) +2:01
4 G.シシェリ(プロドライブ・ハンター)+2:03
5 O.テラノバ(プロドライブ・ハンター)+7:05
6 N.アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス) +7:17

7 B.バラワナス(センチュリーCR6-T) +7:51

8 S.ペテランセル(アウディRS Q e-tron E2) +8:51

日本勢では、トヨタ車体がチームランドクルーザー・トヨタオートボデーから2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GR SPORTをベースとするラリーカーを初投入。市販車部門10連覇を挑む。プロローグランでは、三浦昂が総合128番手・部門トップ、ロナルド・バソが同129番手・部門2番手と、市販車部門1-2タイムをマークした。

10連覇の偉業に挑む大会のスタートを迎えた三浦は「2台並んで登壇したポディウムは狭くて落ちそうで緊張しましたが、ランクル300デビューの良い記念になったと思います。プロローグランは轍が深いところが多く、ダメージを受けないように注意して走りました」と語っている。



ラリプラメンバーズ2024募集中!!