2月4日、エストニアで行われたオテパア・タルベラリー(スノー&アイス)では、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦したMスポーツ・フォードのオィット・タナックが優勝を飾った。
翌週に控えるWRC第2戦ラリースウェーデン(スノー&グラベル)に向けての準備を兼ねた参戦だったが、今季からMスポーツ・フォードに復帰したタナックが、母国でプーマ・ハイブリッド・ラリー1でラリーに参戦するのはこれが初めてとあって、イベントも大いに盛り上がったようだ。
イベントは午前に2SSをサービスを挟んで2ループ、午後は別の2SSをサービスを挟んで2ループする計8SS・110.28kmが設定された。タナックは、全SSをベストタイムで揃え、2番手のゲオルグ・リンナマエ(ヒョンデi20Nラリー2)に2分44秒1差をつけて総合優勝を飾った。
母国イベントで完勝を収めたタナックは、
「主催者のみなさんに心から感謝しています。とてもいいステージで、雰囲気も最高! また参戦することを楽しみにしているよ」とコメント。
WRCスウェーデンに向けての準備としては
「すごくたくさんのコンディションを経験できて、低速、高速、ナロー……。かなりタフなラリーだった。週末の序盤は雪がなくて、トリッキーだった。どう、楽にこなすか、というのがこのラリーでは重要だった。WRCスウェーデンに向けては、これが最後の準備になるが、このマシンでスノーラリーに出るのは初めてなので必要となることを行った。準備は万端だ」と満足を見せた。