WRCのコントロールタイヤについては、2012年にFIAが再度公募するかどうかを決めるとしているが、それまでの1年間は現在のサプライヤーであるピレリとの契約を延長することが発表された。
ピレリは2011〜2013年までの3年間、タイヤ供給を行なうと契約をしていたが、FIAとピレリ双方の間で交渉が続けられ、その結果1シーズンのみの供給に落ち着いた。
これについてFIA内部関係者は「前回、ピレリが今後3年間、唯一のサプライヤーになると聞いた時は本当に驚いた。でも今回のことで、WRCのためにコントロールタイヤを供給するというシナリオを一体誰に演じさせるのかという決定までに、FIAには猶予期間がもう1年できたということになる」と話す。
ピレリは2007年に1100万ユーロを投資して、すべての4WDマシンへのタイヤ供給を担うという契約を取り付けた。この金額には6戦開催されているピレリ・スタードライバー5名への出資も含まれている。