2023年シーズンWRC第2戦のスウェーデンでは、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが総合4位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティンが総合5位を獲得した。今回TGR WRTからの参戦となった勝田貴元/アーロン・ジョンストンはリタイアとなったものの、チームはマニュファクチャラーズ選手権で首位を守り続けている。
この結果を受け、TGR WRT会長であるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。
(以下チームリリース)
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team
豊田会長コメント
WRCに復帰した6年前、ヤリ-マティがTOYOTA GAZOO Racingに初めて優勝をもたらしてくれたのがラリー・スウェーデンです。それ以来、TGRとして、2019年にはオイットが、2020年にはエルフィンが、昨年はカッレが優勝してくれています。
フィンランドのチームである我々にとって雪道はホームロード…得意の路面で今年も最高の結果を残したいと、3人のドライバーたちは果敢にチャレンジをしてくれました。残念ながら順位に結びつきませんでしたが、それぞれのチャレンジは、今回もクルマとチームを強くしてくれたと思っています。
貴元の2日目のクラッシュは、今までで一番クルマの損傷が激しいものだったと聞きました。それをメカニックたちは時間内に修理し、貴元たちを翌日のステージに戻してくれたそうです。クラッシュ自体は残念でしたが、これによってチームは更に強くなることができました。メカニックのみんなありがとう。
エルフィンは“あと1つピースがはまらない”といった感じの悩みを持ち続けているように見えます。2019年のヤリ-マティを見ているようです。エルフィンが探しているピースを見つけられるよう、チームのみんなもとことん付き合っていきます。エルフィンにとっての“もっといいクルマ”を一緒につくりあげていきましょう。
カッレ、君のことだからディフェンディングチャンピオンの気負いは全くないと思います。次のメキシコも思いっきり楽しんで走ってきてください!
1ヶ月後のメキシコは今回と打って変わって“熱い”ラリーです。チームのみんな、ドライバーが“もっと安心して”“もっと楽しく”走れるクルマを、よろしくお願いします。
追伸:オイットへ
新しいチームでの初勝利おめでとう!