WRCラリーメキシコがエントリーリストを発行、前回覇者のセバスチャン・オジエが登場

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WRC第3戦ラリーメキシコ（3月16〜19日、グラベル）がエントリーリストを発行。新型コロナウイルス感染流行の影響で異例の土曜日フィニッシュとなった2020年以来の開催となる今回のエントリーリスト、10台が並ぶラリー1勢の筆頭には、オィット・タナックが選手権リーダーとして名を連ねた。出走順が先頭になることから、タナックは金曜日、グアナファト周辺の山岳路を縫う高地の過酷なグラベルステージで砂利掃除役を担うことになる。

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Mスポーツ・フォードからは、ピエール‐ルイ・ルーベとジョルダン・セルデリディスがフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1をドライブ。セルデリディスはマニュファクチャラーズポイント対象外でのエントリーとなる。

最も注目を集めることになりそうなのは、前回大会で優勝を飾ったトヨタのセバスチャン・オジエの登場だろう。ラリーモンテカルロで優勝を飾ったオジエは今季2回目のWRC参戦となり、カッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンスとともにマニュファクチャラーズ選手権ポイント獲得を狙う。勝田貴元は、4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドをドライブする。

オジエ同様、開幕戦以来の登場となるのは、ヒョンデのダニ・ソルド。ティエリー・ヌービル、エサペッカ・ラッピとともにヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドをドライブする。

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昨年はMスポーツ・フォードからラリー1で参戦していたガス・グリーンスミスは、このメキシコラウンドからWRC2部門での戦いを始める。シュコダ・ファビアRSラリー2にマシンをスイッチして､元チームメイトのアドリアン・フルモー（フォード・フィエスタ・ラリー2）と対峙することになる。前戦スウェーデンで、ファビアRSラリー2にとって初のWRC優勝をマークしたオリバー・ソルベルグも、今季2度目のWRC2での参戦に臨む。

ニコライ・グリアジンと現WRC2チャンピオンのエミル・リンドホルムもトクスポーツから参戦するが、ふたりは旧スペックのファビア・ラリー2 Evoでの参戦となる。これについてリンドホルムは「ロジスティックの関係でほかに選択肢がなく、メキシコではラリー2 Evoで戦うことになった」と説明する。
「マシンはほかのパーツと一緒に、昨年11月に参戦したWRCジャパンから船でメキシコに直接、運送されている。シンプルに、これが一番ラクな方法だった」

そのほかWRC2には、昨年最終戦までタイトルを争ったカエタン・カエタノビッチ、ベテランのマルティン・プロコップなど強豪が集まっており、激戦が予想される。

WRCラリーメキシコエントリーリスト