ノルウェー出身のドライバー、マッズ・オストベルグは今シーズン、スバル・インプレッサでWRCへの参戦を継続するようだ。オストベルグはSWRCにプジョーで出場することを目指していたが決裂に終わっている。
オストベルグが所属する、アダプタ・ワールドラリーチームは長年にわたるスバルとの関係を清算し、プジョー207S2000でSWRCに出場できるようにプジョー・スポールとともに話を進めていた。先週、テストを成功させたこともあって双方ともほぼ合意に至っていたが、金銭面の問題が持ち上がり、結局この計画は中止となった。
一方オステベルグとコドライバー、ヨナス・アンダーソンはWRCクラスに留まり、プロドライブと製作を進めてきたインプレッサで6戦への出場を目指している。
「テストはうまくいったし、プジョー・スポールが支援して、僕の優秀なメカニックとともにPHスポーツが運営を担うという計画だったんだ。でも最後に資金の問題がでてしまって実現はしなかった。本当に残念なことだ。
限られた時間のなかでは、金銭的な問題を解決することはできなかった。もう少し時間があれば、きちんとしたスポンサーを探すこともできただろうから、合意にこぎつけることができたはずだよ。今あるクルマでチャンピオンを目指すしかないだろうね。
僕が思うに、問題はこれだけだったんだ。でもまぁ最終的にクルマに乗れることになったんだから良しとしなくちゃね。アダプタとプロドライブが作りあげた最高のインプレッサでがんばるよ!」