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世界ラリークロス、史上初のアジアラウンド開催地が香港に決定

©Jonathan Mehring / Red Bull Content Pool

2023年世界ラリークロス選手権は、開催地未定としていたアジアでの最終戦が香港で開催されることを発表した。会期は11月11〜12日で、第9戦、第10戦のダブルヘッダー開催となる。

フル電動化となって2シーズン目を迎える今季の世界RXは、6月3〜4日にポルトガルのモンタレグレで開幕する全10戦(ダブルヘッダー開催2大会)のカレンダーを発表したが、最終戦は選手権史上初めて、アジアラウンドとなるものの開催地は明かされていなかった。

香港自動車連盟(HKAA)が主催、香港特別行政区文化・スポーツ・観光局(HKSAR)が支援する「世界RXオブ・チャイナ」は、3年間の開催契約を締結。香港の観光地としても有名なビクトリア・ハーバーに隣接するセントラル・ハーバーフロント・イベント広場が会場となる。世界RX戦が市街地の中心地で開催されるのも、選手権史上初めての試みとなる。

香港のマンダリン・オリエンタルホテルで行われた「世界RXオブ・チャイナ」の公式ローンチイベントには、関係者やVIPゲスト、メディアが集まり、世界RXアジアラウンドの開催に向けての期待が高まる様子が伝えられた。

Rallycross Promoter GmbH / Red Bull Content Pool

ラリークロス・プロモーターのマネージングディレクター、アルネ・ディルクスは「2023年世界RXの最終2戦の会場として香港が決まり、本当に盛り上がっている」と香港の発表セレモニーで語った。
「今日ここにいるだけで、我々がいかに素晴らしい場所にいるか、そして、ビクトリア・ハーバーとビジネス街の中心が、世界RXの重要なシーズンのフィナーレと初の都市レースに素晴らしい背景を提供してくれることは明確に分かった。このビジョンを実現するために、HKAAとHKSARの両者が前向きにかつ積極的に協力できたことは、とても喜ばしいことだ」

HKAAの総裁Dr.リング・リー・イウ・プイは「香港に国際格式のモータースポーツが戻ってくることをうれしく思う」と意欲を語る。
「100年を超える歴史を誇るHKAAは、メジャーイベントの運営に精通している。香港がアジア太平洋地域で初めて世界RXを迎えることになり、究極のモータースポーツ・エンターテインメントを香港にもたらすことを誇らしく思う。HKAAを代表して、(イベントプロモーターの)チームワーク・クリエイティブ・イベンツ、そしてこれを実現したすべてのスポンサーと建設パートナーに感謝したい」

FIAのスポーツアジア・パシフィック担当副会長、ラン・ニエン・リーは「モータースポーツを低炭素な未来に導き、環境への影響を減らし、より環境に優しい地球に貢献することは、FIAの使命であり責任だ。世界RXのフル電動化は、FIAの持続可能性へのコミットメントと、技術的な実験室としての役割に合致している。このイベントを開催するだけでなく、環境維持に対するアジアのコミットメントを示すことになる世界RX、香港文化スポーツ観光局、HKAAを讚えたい」



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