IRC第3戦となるアルゼンチンを制したのはシュコダ・ファビアS2000を駆るユホ・ハンニネン。2位はシュコダUKのガイ・ウィルクス、3位にはハンニネンのチームメイトであるヤン・コペッキーが入り、シュコダ・ファビアが1-2-3フィニッシュを飾るかたちとなった。
前戦クリティバで優勝したクリス・ミークはリタイア、期待された地元勢のフェデリコ・ビラグラは5位にとどまった。
ハンニネンは今シーズン初勝利。15SSのうち11SSでトップタイムをたたき出し、2位のウィルクスに51秒差をつけた。ハンニネンは開幕戦で2位、第2戦で3位、そしてこのアルゼンチンで優勝と、コンスタントに表彰台を獲得。現在2位につけるガイ・ウィルクスと5ポイント差の24ポイントでランキングトップに立っている。ウィルクスは最終日のブレーキトラブルが足を引っ張り追撃ならず。
プジョー勢のエース、クリス・ミークはスロットルの不調に悩まされたうえ、最終ステージひとつ前のSS14でステアリングのボルトが折れリタイア。それまでは3番手に食らいついていただけに、ここでの0ポイントは後に大きな影響を残しそうだ。
地元勢のトップはスバル・インプレッサWRX STIを駆るガブリエル・ポッゾが奮闘。スバルにIRCでのマニュファクチャラーズポイントをもたらし、併催されたアルゼンチンラリー選手権での優勝を飾った。
主な順位は下記のとおり。
順位 | No. | ドライバー/コ・ドライバー | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 3 | ユホ・ハンニネン/ミッコ・マルックラ | シュコダ・ファビアS2000 | “2:30’38″”1” |
2 | 4 | ガイ・ウィルクス/フィル・プー | シュコダ・ファビアS2000 | “+51″”0” |
3 | 6 | ヤン・コペッキー/ペトル・ストレー | シュコダ・ファビアS2000 | “+2’20″”1” |
4 | 9 | ガブリエル・ポッゾ/ダニエル・ルイス・スティロ | スバル・インプレッサWRX STI | “+5’03″”9” |
5 | 2 | フェデリコ・ビラグラ/ホルへ‐ペレス・コンパンク | フォード・フィエスタS2000 | “+5’14″”2” |
6 | 7 | ブルーノ・マガラエス/カルロス・マガラエス | プジョー207S2000 | “+6’11″”0” |
1 | ナッサー・アル‐アティヤ/ジョバンニ・ベルナッキーニ | シュコダ・ファビアS2000 | エンジン(SS10) | |
5 | クリス・ミーク/ポール・ネイグル | プジョー207S2000 | メカニカル(SS14) | |
8 | ダニエル・オリベイラ/カルロ・デル・バリオ | プジョー207S2000 | クラッシュ(SS11) | |
12 | マルコス・リガト/ルーベン・ガルシア | 三菱ランサーエボリューションX | – | |
18 | グスタボ・トレレス/ホルへ・デル・ブオノ | 三菱ランサーエボリューションX | – | |
39 | パオロ・ノブレ/エデュ・パウラ | 三菱ランサーエボリューションIX | – |