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WRCクロアチア:ヒョンデは2カーでのエントリーを発表

©HYUNDAI

4月20日に開幕するWRC第4戦クロアチアラリー(ターマック)に、ヒョンデ・モータースポーツは、2台のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドでエントリーする声明を4月17日づけで発表した。

(以下、発表リリース)


ヒョンデ・モータースポーツは、プレイベントテストでのアクシデントでクレイグ・ブリーンが命を落としたことを受け、WRC第4戦クロアチアラリー(4月20〜23日)に、2台でエントリーすることを決定した。

今回の参戦体制は、故クレイグ・ブリーンのご遺族、コ・ドライバーのジェームス・フルトン、ヒョンデ・モータースポーツのクルーやチームメンバーとの話し合いを含め、慎重に検討した結果、決定したもの。

ブリーンのご遺族とジェームズ・フルトンには、クレイグを偲んでチームがクロアチアに出場することが彼らの願いであることを確認した。2台のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのクルーは、ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルムが務める。

ヒョンデ・モータースポーツのチーム代表、シリル・アビテブールは「すべてのステークホルダーとともに慎重に検討した結果、クロアチアラリーに参加することを決定した。我々はクレイグを偲び、彼と彼のラリーへの情熱と競争心を称えるために、この参戦に臨む。エントリーは2台とし、3台目のエントリーはリスペクトの意味を込めて取り下げる。参戦する2台は、クレイグとご遺族、友人、ファンのために特別なカラーリングで走る。クレイグの遺志を尊重する最善の方法は、エントリーの取り止めではないということが、みんなと話していて明らかになった。だから、我々が失ったチームメイトであり、友人であり、そして素晴らしい競技者である彼のことを胸に参戦する」

シリル・アビテブール一問一答
クロアチアラリーの参戦を取り止めることはどれくらい検討したか。

シリル・アビテブール(CA):非常に慎重に検討を重ねて、この決定を下した。クレイグをよく知る人たちからの意見では、参加することが彼を称える最良の方法であることは明らかだった。ご家族とも相談し、この方向性に賛同していただいた。

特別なカラーリングにした理由は何か?
CA:我々が今回参加するのは、クレイグと彼の素晴らしい人生と才能を称えるためだ。クレイグは誇り高きアイルランド人であり、アイルランドのラリー界を代表する情熱的な人物だったので、カラーリングは彼を偲ぶアイルランド国旗の色を表現する。



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