WRC第2戦メキシコと同じ日程で開催されているIRC第2戦ブラジル。昨年同様WTCCとの併催イベントとなっている。
勝利を収めたのはプジョーUKからエントリーし、207S2000を駆るディフェンディングチャンピオンのクリス・ミーク(プジョー207S2000)。初日7本設定されたSSのうち6本で一番時計をたたき出す速さを見せ、2番手のガイ・ウィルクス(シュコダ・ファビアS2000)を引き離し、46.7秒という差をつけて今シーズン初勝利を挙げた。
「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。きっとライバルのシュコダUKがガイ・ウィルクスをサポートすることを決めたからだと思う。それにしても、UKのインポーターがワークスマシンを抑えて1-2フィニッシュというのは双方にとっていいことだったと思うよ」とミーク。
3位には初日パンクを喫し優勝戦線から遠ざかってしまったシュコダワークスのユホ・ハンニネン。4位にはヤン・コペッキー(シュコダ)、5位にはブルーノ・マガラエス(プジョー)が入っている。
なお、開幕戦で2位に入賞していたため14点でポイントリーダーとなったハンニネンは、ミークに対して警戒感を強めているようだ。
「クリスはラリーを通じてずっと速く安定していた。レッキの時点では特に彼が有利だとは思わなかった。でも始まってみればクレストはたくさんあるし、非常にハイスピードなラリーだったんだ。2日目になんとかリズムを取り戻せてまともに走れるようにはなったけど、もし初日にパンクがなくても競り勝つのは難しかったかもしれない。それでもチャンピオンシップをリードできてるのは良しとしなきゃね」