いよいよスタートを目前に控えたラリーメキシコ。しかし、ラリー開催前にちょっとしたドラマが起こった。主役は日本人ドライバーの新井敏弘とコ・ドライバー、ダニエル・バリットだ。
今年のPWRCシーンを牽引する存在と目されていた新井とバリット。月曜日に行なわれたPWRC/SWRCの合同テストで新井敏弘は1本目を順調に走行、標高2000mを超える高地でもマシンにはなんの問題もみられなかった。
新井のコ・ドライバーを務めるのは今年から新たにペアを組んだダニエル・バリット。彼が後に明かしたところによればインカムに不具合があった模様。2本目を走行したふたりは、ハイスピードで横転してしまった。
ふたりにケガはなかったものの、マシンは大きなダメージを受けテストを途中離脱。新井のマシンはレオンのガレージへと運び込まれた。修復は可能で、車検さえスケジュールどおりに受けられれば木曜日の午後に行なわれるスタートには間に合いそうだという。