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2023年シーズンWRC第6戦ラリーイタリア・サルディニアは、6月1日（木）にシェイクダウンを終え、エサペッカ・ラッピがトップタイムとなる1分45秒9をマーク。0.6秒差の2番手タイムにティエリー･ヌービルが入り、ヒョンデのふたりが上位を独占した。第4戦クロアチア以来の登場となるトヨタのセバスチャン・オジエと、Mスポーツ・フォードのピエール-ルイ・ルーベが1.2秒差で続いている。
地中海のリゾート地、サルディニア島を舞台とするラリーイタリア・サルディニア。今回、サービスパークを昨年までのアルゲーロから、島北東部のオルビアへと戻した。翌金曜日から走行する島北部のグラベルステージは柔らかい砂で覆われており、ドライコンディションであれば走行順の早いクルーが圧倒的に不利。さらに砂が捌けると、下から硬い岩盤が露出し、タイヤへと大きな負担を強いることになる。30℃を超える気温も含めて、クルーやタイヤに厳しい一戦だと言えるだろう。
シェイクダウンは6月1日（木）の午前9時01分より、サービスパークが置かれたオルビアから南に15kmほど行った「ロイリ・ポルト・サン・パオロ（Loiri Porto San Paolo：2.87km）」のグラベルステージで実施された。トップタイムのエバンスから1.5秒差の5番手タイムはヒョンデのダニ・ソルド、1.7秒差の6番手にトヨタのカッレ・ロバンペラ。4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1をドライブする勝田貴元は、1.8秒差の7番手につけている。
ラリーは日本時間2日午前1時5分にSS1がスタート。オルビアでのセレモニアルスタートに続き、3.20kmの「Olbia-Cabu Abbas」で幕を開ける。
WRCサルディニア シェイクダウン暫定結果
1. E.ラッピ（ヒョンデi20Nラリー1） 3/3 1:45.9
2. T.ヌービル（ヒョンデi20Nラリー1） 3/3 1:46.5
3. S.オジエ（トヨタGRヤリス・ラリー1） 2/3 1:47.1
4. P-L.ルーベ（フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1） 3/3 1:47.1
5. D.ソルド（ヒョンデi20Nラリー1） 3/3 1:47.4
6. K.ロバンペラ（トヨタGRヤリス・ラリー1） 2/3 1:47.6
7. 勝田貴元（トヨタGRヤリス・ラリー1） 3/3 1:47.7
8. O.タナック（フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1） 2/3 1:47.9
9. E.エバンス（トヨタGRヤリス・ラリー1） 3/3 1:48.8
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション／走行回数】
