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WRCサルディニア:初日の市街地ステージを終えて、ヒョンデのエサペッカ・ラッピがトップ、勝田は4番手発進

©HYUNDAI

2023年シーズンWRC第6戦ラリーイタリア・サルディニアは、6月1日(木)にオープニングのSS1が行われ、ヒョンデのエサペッカ・ラッピが、2分24秒9のベストタイムをマークして首位に立った。0.2秒差の2番手にはMスポーツ・フォードのオィット・タナック、0.5秒差の3番手にはヒョンデのティエリー・ヌービルがつけている。

M-SPORT


ラリーの拠点を島北西部のアルゲーロから、北東部のオルビアへと戻した今回のサルディニア。セレモニアルスタートに続き、オルビアの市街地に設定されたスーパーSSで、4日間におよぶ戦いの火蓋が切って落とされた。大観衆が集まったSS1「Olbia-Cabu Abbas」はグラベルとターマックが組み合わせられたミックスサーフェイス。3.20kmのショートステージを制したのは、シェイクダウンでもベストタイムを刻んだラッピだった。

「すごく楽しいステージだったよ! 滑りやすいうえに、マシンを滑らせるだけの十分なスペースがあって、スロットルに足を乗せたままドリフトを披露することができたんだ」と、ラッピは会心の走りを満面の笑みで振り返った。

2番手につけたタナックは「ポルトガルとサルディニアの間に行った作業が、良い結果をもたらしてくれた。まだ、完璧に自信が持てているわけじゃないけど、ポルトガルの時よりも良くなっているのは間違いない」と、愛機フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1の進化を指摘した。

翌日からの本格的なグラベルステージを前に大きなミスなく走行した勝田は、首位から0.9秒差の4番手。「グラベルセクションでの滑りやすさにかなり驚きました。明日は距離も長く大事な1日になります。楽しみながらプッシュしていきたいです」と、こちらも笑顔を見せている。

TOYOTA


競技2日目はSS2〜SS7の6SS、SS走行距離は138.04km。オープニングのSS2は、日本時間6月2日の15時40分にスタートする。


WRCサルディニア SS1後暫定結果

1. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) 2:24.9
2. O.タナック(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +0.2
3. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +0.5
4. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.9
5. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.2
6. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.3
7. D.ソルド(ヒョンデi20Nラリー1) +1.8
8. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.0
9. P-L.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2.1
10. O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +4.6



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