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世界RXヘル:激戦を冷静に制したクリストファーソンが開幕2連勝

©@World / Red Bull Content Pool

世界ラリークロス選手権は第2戦のファイナルが6月18日、ノルウェーのヘルで開催され、火花散る激しいレースを昨年王者のヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e)が冷静なパフォーマンスで制した。クリストファーソンは、これで開幕2連勝。

過酷なランケバネン・サーキットでも、クリストファーソンの強さは手のつけようがなかった。スーパーポールでトップタイムをマークすると、4つのヒート、セミファイナル、ファイナルと開幕戦同様にすべて制し、キャリア37度目の勝利を手にした。世界RXはこのヘルで、記念すべき開催100戦目を数えた。

2戦連続で最大ポイントを獲得したクリストファーソンは、選手権争いでのリードも13ポイントに広げている。
「レースはどんどんタイトになっていった。モンタレグレでは自分たちは速かったが、ここはまったく違うタイプのコース。それでも、また速さを見せることができた」とクリストファーソンは振り返る。
「コースのコンディションが常に変化していたことはチャレンジングだった。自分は賢明な戦い方をして、アクシデントに巻き込まれないようにした。これで、次のヘリェスを迎える。あそこをこの新しい電動マシンを走るのは、超楽しいだろうね!」

@World / Red Bull Content Pool

クリストファーソンが会心のコメントを残した一方で、2位争いは熾烈を極めた。最終的にその座を射止めたのは、ニクラス・グロンホルム(PWR RX1e)。世界RXがフル電動となってから2度目の参戦となった元DTMチャンピオンのティモ・シャイダー(セアト・イビザRX1e)が、3年ぶりに表彰台に上がった。

グロンホルムのチームメイト、クララ・アンダーソンは、昨年世界RXデビューを飾ったこの舞台で、その時と同じ4位でのフィニッシュ。クリストファーソンのチームメイトで、地元ノルウェーのオーレ・クリスチャン・ベイビーは5位でのフィニッシュ。ヒート4ではティミー・ハンセン(プジョー208RX1e)と衝突。その怒りのまま、ファイナルに進出した。

今季、世界RXフル参戦に復帰したセバスチャン・ローブ(ランチア・デルタEvo RX1e)は、前戦に続いてファイナル進出を決めて6位。ケビン・ハンセンはセミファイナルのターン1でクリストファーソンと接触したサイにパンクを喫し、ファイナル進出を逃した。

@World / Red Bull Content Pool

世界RXの次戦は7月1〜2日、スウェーデンのヘリェスで開催される。

世界RXヘル ファイナル結果
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e) 3:16.656
2 N.グロンホルム(PWR RX1e) +1.755
3 T.シェイダー(セアト・イビザ) +3.675
4 K.アンダーソン(PWR RX1e) +5.438
5 O.C.ベイビー(フォルクスワーゲンRX1e) +6.372
6 S.ローブ(ランチア・デルタEvo RX1e) +6.798



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