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ERCスカンジナビア:地元スウェーデンのオリバー・ソルベルグが優勝、ヘイデン・パッドンは選手権リードを死守

©@World / Red Bull Content Pool

ERC第5戦ロイヤル・ラリーオブスカンジナビア(グラベル)は7月7〜8日、スウェーデンのカールスタッドを拠点に開催され、地元スウェーデンのオリバー・ソルベルグが(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)が優勝を飾った。

今季、ERCカレンダーに初めて加わったラリーオブスカンジナビアは、WRCスウェーデンがバームランド地方で開催されていたエリアを使用するいわば夏版ラリースウェーデンで、高速グラベルラリーとなった。

今季はともにWRC2を戦うエリオット・エドモンソンとともに、自らプリペアしたポロGTI R5での参戦となったソルベルグは、選手権リーダーのヘイデン・パッドン(ヒョンデi20Nラリー2)を抑えて、自身3度目のERC勝利をマーク。今季第2戦から設定されているピレリ・ウイニングタイヤ賞も受賞した。

「ヘイデンやほかのライバルを相手に優勝争いをするために必要なアタックのレベルと戦いの厳しさは信じられないほどだった」と語るソルベルグは、金曜日の午後にステアリングラックのトラブルと奮闘していた。
「間違いなく、自分の優勝の中でもベストに入る勝利。WRCスウェーデンで部門優勝をしたことはあるけど、今回のラリーは本当に超地元で、自宅から1時間しか離れていないんだ。最後のステージはビックリするほどラフだった。あらゆる石を避けるようにしていたよ。今回は、家族みんながそれぞれ参戦していて、最高の気分。友人のイザック・レイエルセンもジュニアERCで勝ったし、本当に素晴らしいよ。今晩はパーティをしなくちゃ!」

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最終的にはソルベルグが制したERCスウェーデンだったが、パッドンも最終日は巻き返しを図り、この日最初のステージを制してソルベルグとの差を2.8秒詰めた。しかし続くSS11、コリンズ・クレストが登場するコリンズの1回目では、ソルベルグが0.3秒取り返した。パッドンはSS12では「前のステージよりもサンディ」なコンディションでアンダーステアに苦しむ一方で、ソルベルグはパッドンを3.0秒引き離すタイムをマーク。

残る4SS、最初の3本をベストタイムで並べて25.7秒のリードを握ってパワーステージを迎えたソルベルグはSS3番手タイムをマーク。パッドンがこのSSを制し、ボーナスポイント5を獲得して選手権首位の座を死守している。

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ERCポーランド、ラトビアで連勝を飾っていたマルティン・セスク(シュコダ・ファビアRSラリー2)は3位でフィニッシュし、ポイント争いではパッドンへのプレッシャーを緩めなかった。4位はニコライ・グリアジン、5位にはERC初参戦に臨んだラウリ・ヨーナ(いずれもファビアRSラリー2)が入った。

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ERCスカンジナビア 最終結果
1 O.ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) 1:29:36.4
2 H.パッドン(ヒョンデi20Nラリー2) +22.5
3 M.セスク(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:09.3
4 N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:12.6
5 L.ヨーナ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:32.4
6 F.マレス(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:48.6



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