ペター・ソルベルグは、今シーズンを最後にWRCを引退する可能性もあると語った。
2003年以来のタイトル獲得を目指し、今シーズンも自らのチームを率いて参戦するソルベルグ。しかし、今シーズンの参戦は確約されているものの、チーム財政は決して余裕があるとは言えない状況だ。
「正直、オフの間の交渉はキツかった。だけど、2カ月も家族と離れていた後に、シトロエンとのいいプランを見出せて良かったと思う。もちろん全戦全力で戦うつもりだ。マニュファクチャラーズの連中とやり合えるのを楽しみにしているよ」と、ソルベルグ。2003年以来となる2度目のタイトル獲得に向けて、2010年のWRCに全力で挑むという決意が表れている。
「1年のうちゆっくり休むのなんて、2〜3日だけあればいい。戦いに臨む準備はできている。今年が最後のシーズンになるかもしれないけど、そんな先のことは誰にも分からない。少なくともあと1年、僕にはチャンスがあるんだ。そりゃあ、もちろんラクなことじゃない。だからこそ、できる限りの努力をしたいと思っている。もっともっと自分自身を研ぎ澄ませていくよ。いま17歳の頃と同じくらいカラダが締まってきているんだ!」
ソルベルグは1月21日にC4WRCのデリバリーを受け、スウェーデンとノルウェーのローカルラリーですでに2勝を挙げている。来週のWRC開幕戦スウェディッシュラリーでWRC参戦150戦目となるソルベルグの走りに期待したい。