開幕戦スウェディッシュまでのこり2週間あまりとなった1月29日、マルティン・プロコップが今シーズンSWRCで使用するフィエスタS2000のテストを行なった。
SWRCに参戦するチェコ・フォード・ナショナルチームの公式発表を行なった後、テストはチームが本拠地を置くイフラバからほど近い場所で行なわれた。さらに当日は地元メディアを集め“タクシーライド”も実施したという。
テストトラックはスウェディッシュラリーよりも低速の設定。プロコップは数km走行し、マシンの感触を確かめるにとどまった。しかしおおむね手応えは良かったようで、プロコップは初テストの感想を次のように述べている。
「今日はほんの少ししか走れなかった。まだ予備パーツが完全に揃っていないから、ぶつけたりするわけにもいかなかったしね。テストはご覧のとおり低速でテクニカルなものだったけど、思いどおりにマシンを走らせることができた。マシンの挙動や、どう運転してやったらいいのかをつかめたと思う。シトロエンC4WRCを初めてドライブした時と同じようなワクワク感を思い出しているよ。2月第1週の週末にはノルウェーで本番向けのテストをすることが決まっているんだ」
テスト時の模様がYouTubeにアップロードされている。フィエスタS2000のカン高いエキゾーストノートが冴えわたる。