今週開催されるWRC第9戦ラリーフィンランドに向けて、トヨタのカッレ・ロバンペラがフィンランドのタンペレで開催されたHYAセンターラリーにトヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドで参戦し、総合優勝を飾った。
イベントは雨に見舞われスリッパリーなコンディションとなったが、ロバンペラは設定された8SS中、5本でステージウインをマークし、スタートからフィニッシュまで首位の座を守り切った。
ラリーを終えてロバンペラは「ラリーフィンランドに向けての最終テストとして、最高の形になった。雨でかなりスリッパリーだったけど、それでも思い切り楽しめたし、母国のWRCラウンドに向けてこれで準備万端だと願いたいね」とコメントを寄せている。また11.6秒差の2位に入ったチームメイトのエルフィン・エバンス(GRヤリス・ラリー1ハイブリッド)も「いいラリーになったし、高速ステージを走る機会に恵まれてラリーフィンランド前の最終調整をすることができた」と語っている。
3位にはフィンランドの若手、ルーペ・コルホネン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)が入った。Mスポーツ・フォードからフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦したピエール-ルイ・ルーベは、総合10位でのフィニッシュとなった。