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WRCプロモーター、フィンランドとの開催契約を2026年まで延長

©@World / Red Bull Content Pool

WRCプロモーターは、ラリーフィンランドの主催者であるAKKスポーツと、WRCラウンド開催の契約を2026年まで延長したことを発表した。

ラリーフィンランドは、1973年のWRC創設時からカレンダーに入っている伝統の一戦。2023年はシリーズ第9戦として8月2日に本拠地であるユバスキラでセレモニアルスタートを迎えたが、この日に2024年までとなっていたWRCラウンドとしての開催契約を2026年まで延長したことが発表された。偶然にも同じタイミングで、AKKは開催拠点としてユバスキラ市、イベントのネーミングライツ・パートナーとしてセクト・オートモーティブ社との契約更新も合意。この3件の契約は、セレモニアルスタートの前に署名が行われたという。

今回の契約更新について、WRCプロモーターのマネージングディレクター、ヨナ・シーベルは「フィンランド市場はWRCにとって非常に重要な存在であり、この国の畏敬の念を抱かせるようなジェットコースターのようなステージを訪れないシーズンなど考えられない。この戦略的な決断は、この魅惑的な舞台でラリーの成長とWRC全体の成長を促進するため、調和の取れた安定した環境を育てていくことを目的としている」とコメント。

ラリーの聖地としても名高いフィンランドは、“フライング・フィン”と呼ばれる名ラリードライバーを輩出しており、昨年はユバスキラ出身のカッレ・ロバンペラが、WRCタイトル獲得の史上最年少記録を大幅に更新したことは記憶に新しい。この年はエミル・リンドホルムもWRC2タイトルを獲得しているほか、2021年にはサミ・パヤリがフィンランド人として初めて、ジュニアWRCチャンピオンに輝いている。

WRCがフィンランドで開催されることは、ステージの素晴らしさももちろん、北欧のラリーファン層の拡大にも貢献しており、国営放送MTVではWRCの各ラウンドの視聴者は200万人にも達しているという。

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「AKKスポーツは、WRCプロモーターと長期の契約を交わしたことをうれしく思う」と語るのはAKKスポーツのチーフオペレーティングオフィサーのマルクス・ハッキネン(写真最右)。
「我々は、WRC全体の成長に対して同じビジョンを掲げており、WRCがフィンランド、特にユバスキラ地方に与える影響を実感していることから、この契約は相互にとって有益であると考えている」とハッキネンは、契約の意義を語る。

ユバスキラ市長のティモ・コイビスト(写真最左)も「この契約は、我が市にとってこのうえなく重要なもの。ユバスキラにはラリーを主催する長い歴史があり、このイベントは、我々全員の誇りだ。さらに、ラリーがこの地域に大きな経済効果をもたらし、国際的な知名度も飛躍的に向上させているという調査結果もある。ユバスキラにとって、今日はとても特別な日となった」



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