インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)第1戦ラリーモンテカルロが、1月19〜23日にかけて開催された。2009年に続いてIRCとして2回目となるモンテカルロは、バランスを起点としてスタート。チュリニ峠のナイトステージで締めくくり、モナコで表彰式を行なうというフォーマットを採用した。
ラリーは、2009年WRCシリーズ2位のミッコ・ヒルボネンが、公式戦初登場となるフォード・フィエスタS2000で参戦。初日からトップを維持して、自身初となるモンテカルロ優勝を獲得した。
「モンテカルロに勝つことは、僕の夢だった。一生懸命働いてくれたメカニックたちのおかげで、最初から最後まで完璧だった。僕たちが最初からリードして勝つことができたのは決して簡単ではなく、チームの優れた仕事のおかげだ。この経験を本当に楽しんだし、再び戻ってきたいと思っているよ」とヒルボネン。
2位はシュコダワークスのユホ・ハンニネン。昨年に続きIRCにシリーズ参戦を予定しており、シリーズ参戦を予定しているドライバーの中ではトップに立っている。3位は昨年までプジョー207S2000で出場していたニコラ・ブイヨーがシュコだ・ファビアS2000初ドライブで表彰台に上がった。
昨年のモンテカルロウイナーであるセバスチャン・オジエは、ギャラリーが投げ込んだ雪玉によりグリップを失いタイムロス。その後7つのSSでトップタイムを刻む脅威の挽回を見せ、トップのヒルボネンと38秒差まで追いすがるが、リタイアを喫してしまった。
また、2009年シリーズチャンピオンのクリス・ミークは、デイ2最初のSSで氷に乗り初戦をリタイアで終えた。
第2戦ラリー・インターコンチネンタル・ド・クリティバは3月4〜6日にブラジルで開催される。
2010年IRC第1戦ラリーモンテカルロリザルト
順位 | ドライバー/コ・ドライバー | マシン | タイム(差) |
---|---|---|---|
1 | ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レーティネン | フォード・フィエスタS2000 | 4時間32分58秒5 |
2 | ユホ・ハンニネン/ミッコ・マルックラ | シュコダ・ファビアS2000 | +1分51秒4 |
3 | ニコラ・ブイヨー/ベンジャミン・ベイラス | シュコダ・ファビアS2000 | +3分19秒1 |
4 | ステファン・サラザン/ジャッキー・ジュリアン・レヌッチ | プジョー207 S2000 | +7分25秒5 |
5 | ヤン・コペッキー/ペター・スターリー | シュコダ・ファビアS2000 | +8分48秒7 |
6 | ガイ・ウィルクス/フィル・プー | シュコダ・ファビアS2000 | +9分24秒5 |
7 | ブルーノ・マガラエス/カルロス・マガラエス | プジョー207 S2000 | +9分45秒4 |
8 | ジャン-セバスチャン・ビジョン/ステファン・プレボ | プジョー207 S2000 | +13分33秒5 |