エンデュランスラリー・アソシエーションは今年、ロンドン‐ケープタウンラリーを開催する旨を発表した。
発表に先立ちルートの踏査隊はサハラ砂漠を横断し、コンゴ川を越え、アンゴラの熱帯雨林をかき分けアフリカ大陸の西側を南下し続けた。その結果、この8000マイル(1万2000km)にも及ぶルートの安全性が確保されていることを確認したため、今回の発表に至ったようだ。
このイベントは1977年に行なわれたロンドン‐シドニーマラソンとほぼ同じルートを通る。かつてのサファリラリーのようにオープンルートで長いセクションを走らなければならない。ルート周辺のローカルクラブに協力を仰ぎながらのイベント運営となるとのこと。
コンゴから帰国したラリーディレクターのフィリップ・ヤングは語る。
「こいつはとんでもなく素晴らしいラリールートだ。まだマシンを作るのに11カ月も余裕があるから、どんどん参加してほしいね」
かつてはヤング自身もドライバーとしてステアリングを握っており、ロンドン‐シドニーのほか、ダカールラリーやヒマラヤンラリーにも参戦している。
スタートはロンドンのビッグベン前、ウェストミンスターブリッジを12月31日の深夜にスタートする。
このエンデュランスラリー・アソシエーションではその名のとおり超長距離ラリーを束ねており、そのなかには北京〜パリやクラシックサファリ(タンザニア〜南アフリカ間で行なわれ、イーストアフリカンサファリとは別物)などのイベントが名を連ねている。