WRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)は、9月6日現地時間19時15分にブルテン7を発行、9月7日に予定していたシェイクダウンをキャンセルすることを通達した。悪天候により、参加者、オフィシャル、マーシャルの安全面に配慮したとしている。
ギリシャの本土は今週月曜日から台風“ダニエル”の影響による大雨や強風に見舞われており、早々にSS14/15 Grammeniの走行距離は10.77kmに短縮されていたが、3日間のレッキ中も予定が目まぐるしく変更されている。
現状についてトヨタのカッレ・ロバンペラは「自分たちが知っているアクロポリスラリーの状態じゃないね。すごくウエットでマディ。グラベルもいつもとまったく違って、泥だらけ。ノーグリップ」と語っている。チームメイトのエルフィン・エバンスも「スマホからは警報が鳴りっぱなし。今は理想的な状況ではないけど、すぐに乾くこともあるってことも知っている。様子を見るしかない」
ヒョンデのティエリー・ヌービルは「タフなチャレンジになりそうだ。レッキはすごく大変でチャレンジングなコンディション。正確なペースノートを作るのが難しいよ。コンディションは変わるかもしれないし、もっとドライになればスピードも上がる。全体的に見ても、楽には行かないね」