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WRCセントラルヨーロピアン:ヒョンデは3台目のドライバーにテーム・スニネンを起用、今季4度目

©Hyundai Motorsport GmbH

WRC第12戦セントラルヨーロピアンラリー(ターマック)に、ヒョンデはティエリ・ヌービル、エサペッカ・ラッピに加え、テーム・スニネンを3台目のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのドライバーに起用する。

WRC初開催となるセントラルヨーロピアンは、ドイツ、チェコ、オーストリアの3カ国で開催される独特のターマックラリー。拠点はドイツとなるが、ドイツでWRCラウンドが開催されるのは2019年のラリードイツ以来となる。チームは2014年のラリードイツで初めてのWRC優勝をマークしており、カレンダーに初めて登場するこのイベントでも、好リザルトを再現する構えだ。

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前戦チリでは2位フィニッシュを決めたヌービルは、2014年にドイツで初めてチームにWRC勝利をもたらしたドライバー。ベルギー出身で、開催エリアでのラリー参戦経験も多い。
「カレンダーの新規イベントだが、新しい道を開拓するチャンスを与えられるととてもワクワクする」とヌービル。
「ターマックをドライブするのは好きなので、楽しみにしている。パッサウ(ドイツ)、プラハ(チェコ)、それにオーストリアにもステージが設定される。今季ここまでのイベントの中で、リエゾンの距離も一番長いのでステージ間の移動距離も長いと思うが、エキサイティングなイベントになると確信している。通常、主催者からステージの様子を収めた動画が配信されるので、それを観て準備を進めていく。イベント前のテストは重要になるだろう。特に、3日間それぞれ道のタイプが違うかもしれないからね。しっかり準備をすることが何より重要。どのラリーでも同じように、目指すのは優勝だ」

一方、チリではリタイアに終わったラッピは、気持ちを切り替えてポディウムを狙う。
「とても興味深いコンセプトのラリーで、自分はすごく好きだ。トップクラスのラリーでこのような設定は初めて」とラッピ。
「金曜日はチェコの道を走るが、過去の経験から厳しい一日になると思う。オーストリアの道はあまり知らないが、ドイツはWRC戦が開催されたので経験がある。1年の中でも雨の多い時期だし落ち葉も多いので、それぞれの要素に対応していくのは試練になる。週末を通して3カ国を回るので、3タイプのキャラクターに直面すると思う。これまで、このような感じでターマックが変化する経験はなかったと思うので、準備が独特になるだろう。目標はプッシュすること。それができれば、リザルトにもつながるはずだ」

前戦チリでは、総合2位フィニッシュを目前に最終2本目でリタイアを喫したスニネン。4度目となるラリー1マシンでの参戦で、初ポディウムを狙う。なおチームは、最終戦ラリージャパンにはダニ・ソルドをエントリーしているため、スニネンのラリー1マシンでの参戦はこれが今季最後となる。
「セントラルヨーロピアンラリーは、本当に厳しいイベントになる。3カ国を走るので、道や舗装のタイプがまったく異なることも予想しているので、自分にはビッグチャレンジになる。特にラリー1マシンでターマック戦に挑むのは、これが初めてだからね」とスニネン。
「オーストリアでとてもいいテストができたし、マシンの経験も積めたが、セントラルヨーロピアンの開催は時期が遅いので、1年で最も難しいターマックラリーになると思う。コンディションはすごくトリッキーになると思うし、秋になって気温が低くなり、木から葉が落ちるようになるので、路面が汚れるということ。目標はマシンを無事に持ち帰って、できる限りこのマシンにたくさん乗って学ぶこと。ヒョンデは自分のターマックでのペースにとても注目してくれているので、チームのみんなのためにいいリザルトでこの週末を終えたい」



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