RALLY CARS vol.31 SUBARU IMPREZA WRC2001-2002
先代の哲学を受け継いだ“最速セダン”
2001年、シーズン開幕戦に登場したスバル・インプレッサWRCは流麗な2ドアクーペから、4ドアセダンへと変貌した。カーボンで覆われた丸目4灯のフェイスは愛嬌さえ感じさせるが、緊張感のある武骨なフェンダーラインはそれが戦うためのマシンであることを無言のうちに物語る。2年でわずか3勝にとどまるがリチャード・バーンズに王冠を授け、ペター・ソルベルグの覚醒を促した。その後に続いた未来への礎として、功績を振り返る