【特別企画】発売まであとわずか!「WRC6」の「リアルさ」にさらに迫る! – ページ 3 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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【特別企画】発売まであとわずか!「WRC6」の「リアルさ」にさらに迫る!

©INTERGROW

プレイしながら自然に腕が上がっていく「キャリア」モード

過去のWRCシリーズに搭載されていた「キャリア」モードは本作でも健在だ。新人ドライバーから始まり、ジュニアWRC、WRC2、そしてWRCへと上り詰めていく。最初に選べるチームは2チームのみ、2年契約だが、活躍することで徐々に注目を集めて、有力チームに移籍したりして成長していく。ひとつのラリーは3日間に分けられ、5SS前後で構成されている。SSの合間にはサービスが設けられ、マシンの破損箇所を修復することもできる。

「キャリア」モードのチームファクトリーの画面。マシン、メカニックなどがおり、次のラリーを選んで遠征していく。

「キャリア」モードには、「○○選手に2回以上勝つ」「5位以内でフィニッシュ」といったチームからのミッションも課せられており、クリアすることでチームのモチベーションが変化する。また、プレイ中に突然SSがキャンセルとなるラリーもあった。首位を快走してリードしている時はいいが、逆転を狙っている時にはタイムを縮めるためのチャンスがふいになってしまう。そんな突発的なアクシデントが起きるところもラリーらしい。

順風満帆にデイ2を終えたところ(画面では次のSSは「S.S.4」)でアクシデントが発生。ここまでの段階で5位だっただけに、巻き返せるSSがなくなってしまうのはゲームの攻略としては痛い。

1シーズンあたり30SSほどを走行しなければならないので、ゲームに慣れないうちは上位に食い込むことは難しいかもしれない。そんな人のために、「option」ボタンを押すと、失敗した際にそのSSを最初からやり直す機能もあるにはある。ただ、順位は低くてもとにかく道の真ん中を走って、完走を積み重ねることをオススメしたい。それが、一度の失敗を別のSSで取り戻すことができるという、ラリー特有の「リアルな戦い」だから、というだけの理由なのだが、そうやって慎重な走りを心がけて「キャリア」モードをプレイしていくと、不思議なことに自然とペースノートにも慣れ、「WRC6」での走らせ方が身についてくる。

実際に今回は難易度「ミディアム」で1カ月間プレイしてみたが、世界各国から集まったライバルたち(CPU)もなかなかに手強く、SSベストタイムを獲得するのはなかなかに難しい。やっとの思いでベストタイムを獲れたのが、下のムービーだ。日本語のペースノートの雰囲気も伝わるだろうか。

見て分かるように、決して派手でうまい走りをしているわけではなくミスもあるが、こんな走りでも着実に完走を目指せばベストタイムを獲得できる。難易度は後から変更できるので、どうしても勝てなければ変更してもいい。そういう意味では、初心者にもとっつきやすく、つまずいてもクリアまで長く楽しめるゲームに仕上がっていると言えるだろう。ちなみにこのプレイでは、標準のワイヤレスコントローラーを使っている。

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