【特別企画】発売まであとわずか!「WRC6」の「リアルさ」にさらに迫る! – ページ 4 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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【特別企画】発売まであとわずか!「WRC6」の「リアルさ」にさらに迫る!

©INTERGROW

リアルな挙動を味わうなら、断然ハンドルコントローラーがオススメ

実際のWRCで使われているワールドラリーカーは、ステアリングの裏側に備わったパドルシフトによってギヤをチェンジしている。クラッチはスタート時以外はほとんど使用しないので、実質的に操作するのはアクセルとブレーキのみだ。「WRC6」でもハンドルコントローラーを導入すれば、同様の操作が可能となる。ただし、ワールドラリーカーのパドルは右側のみで奥と手前でのシフトだが、ゲームの方はステアリングの右左でシフトアップ/ダウンを行うのが一般的だ。

今回は、1月27日に発売されたばかりのハンドルコントローラー「スラストマスター T300RS GT Edition」をお借りしてプレイしてみた。3ペダルだが「WRC6」はマニュアル操作非対応のため、使えるのはアクセルとブレーキのみ。家庭用ドライビングシミュレーター「武者震REVOLUTION」と組み合わせて検証した。

Thrustmaster T300RS GT Edition
価格︰5万3784円(税込み)
URL:http://switchlife.jp/dgs/t300gt-edition.html

シフター(TH8A)
価格︰2万1384円(税込み)
URL:http://switchlife.jp/dgs/th8a.html

武者震REVOLUTION
価格︰2万7000円(税込み)
URL:http://switchlife.jp/dgs/mushaburui-r.html
※コントローラー、ペダルなどは含まれません。

T300GTにはブラシレスモーターによるフォースフィードバック機能が搭載されており、「WRC6」でもそれらのフィードバックは得られる。コーナーでステアリングを切った時の反応などは実車に近く、コーナーを脱出していくに従って自然とステアリングが戻っていく感覚も、ハイグリップタイヤを履いた実車に似ている。ペダルは標準の状態でもストロークが浅く重さを感じられるところが非常にリアルだが、高さや重さも自分好みに調整できる。コントローラー自体の剛性感も非常に高く、「武者震REVOLUTION」でコックピットを再現すると、ゲームよりも実際の運転技術の方でボロが出てしまうかもしれないほどだ。

このようなハンドルコントローラーと組み合わせて遊ぶ場合は、やはりよりシミュレーターライクな動きを楽しみたいところ。メインメニューにある「オプション」→「ドライビングスタイル」で「シミュレーション」を選ぶと、すべてのアシスト機能がオフになり、ギヤチェンジもマニュアルになる。それぞれを個別に設定して「カスタム」として登録することも可能だ。

「ドライビング支援」の設定項目。「スタート支援」をオフにすると任意のタイミングでスタートできる。ハンドブレーキ(○ボタン)を押したままでアクセルを全開にしておき、カウント0と同時にハンドブレーキを離すとロケットスタートが可能だ。「ダメージ効果」は障害物などにぶつかったダメージを見た目だけにするか操作に影響するかを決める項目。「安定性補助」はコーナリングやブレーキング操作をサポートする機能。「ギアボックス」はマニュアル/セミオートを切り替えられる。

「WRC6」のプレイ感は、シミュレーターというよりも気軽に遊べるアーケードの雰囲気に近いのだが、ハンドルコントローラーと組み合わせると、「リアルな挙動」がより明確に感じられる。さらに、自分がより走りやすくタイムの出るマシンセッティングを突き詰める楽しみも健在。ラリーゲーム初心者にも、昔からのラリーファンにも、長く楽しめる仕上がりだ。

マシンセッティングは、サスペンション、ダンパー、スタビライザー、デフ、ギヤ比といった速さに直結するものが多い。わずかな変更では分かりにくいため、最初は大きく変更して、徐々に細かく詰めていくのがいい。

また、レースゲームのもうひとつの楽しみである走行後のリプレイ映像も、過去のシリーズと比べて格段に美しくなった。特に本作は4Kにも対応しているため、PlayStation 4 Proと4Kテレビを組み合わせれば、ワンランク上の画質で楽しむこともできる。

リプレイ中は早送りや巻き戻し、一時停止のほか、視点の変更なども可能。視点によっては、右スティックを動かすことでマシンを前や横から見ることもできる。特徴的なのが空撮だ。2016年からドローン大手のDJIがWRCのオフィシャルスポンサーに名を連ねていることもあってか、これまでのシリーズにないリプレイ映像が加わっている。

その一方で、サーキットのテレビ中継のように、コース内に設けられた固定カメラでマシンを追いかけるような、観客目線で見られるカメラの数が大幅に減ってしまったのは残念。ただし、視点を移動させればカッコいい写真を撮影することはできるので、PlayStation 4の機能でスクリーンショットやムービーをアップロードして、自分の走りを共有したい人も安心してほしい。

コックピット視点

ボンネット視点

フロントバンパー視点

空撮

様々な視点を切り替えるモード。画面はサイド視点

バック視点1

バック視点2。距離が微妙に異なる

バック視点から右スティックで視点を移動させたところ

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